Later is better than never

sue's daily something

雑感

年を追うごとに時間に「流されている」感じが強くなってきたけれど、ここ2年くらいはさらにその症状が悪化した。流れに多少の引っ掛かりを持って、自分で漕いでいくくらいの感覚で日々を過ごしたいと思うのだけど、どういうわけかなかなかそれが出来ないでいる。これではいかん、マイペースを取り返すぞ、というのが去年の年頭に立てた目標だったのだけど、それを年が明けるまで忘れていた。まあ震災の年だったのだから仕方ない部分はあるかもしれない。

しかし、そうこうしている間にも自分は年を取り、親も年を取り、街並みは変わって、風景は変わっていく。少しでもいいから、季節の変わり目を意識して、重ねた年を記憶にとどめて、気に入った光を写真に残しながら過ごしたい。ささやかなことだと思うのだけど、それは随分と贅沢な望みなのかもしれない。

逃げるのをやめ、逆に追うことで影を追い詰めた、というのがゲドの最初の物語だったことを思い出した。逃げても逃げても追いつかれる、と思ったら相手は時間だった、というのは北欧神話だったか。いずれも話は少し違うけど、まあとにかくこちらから迎え撃つ、ってのは一つ大事な気がする。いや、なんの話だろうかこれは。

…とか無駄な文章を書いている今は、成田に向かう6時間前。冬の旅行は服に悩むなあ。